2016年FIA-F4 Rd.11-12 鈴鹿サーキット レースレポート

2016.09.03

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP CERTIFIED BY FIA
ROUND11-12 SUZUKA CIRCUIT

第11戦 予選:10位 決勝:10位
第12戦 予選:13位 決勝:10位

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Practice Session

■Practice

前回の富士戦ではマシンセットアップを煮詰めていくことに時間をかけすぎてしまったため、今回は初めの持ち込みのセットアップからの変更は始めはあまり積極的には行いませんでした。

昨年とは路面の状況、そしてタイヤの状況が大きく異なっていた為まずはFIA-F4の鈴鹿での走らせ方を煮詰めていきました。事前にシミュレーターで走り込みタイムアップできるポイントや自分の操作の癖などを予め修正してから鈴鹿サーキットに入ったため、いつも以上にスムーズに練習走行に入ることができました。

 金曜日にはドライビングコーチに前回同様スーパ-GT&スーパーフォーミュラドライバーの関口雄飛選手に就いて頂きました。木曜日に悩んでいたセットアップに関しても素早く的確なアドバイスを頂くことができました。自分の中で大きかったのは、セットアップ面よりも関口選手のドライビング面での精度の高さでした。本当に小さな事に対しても高い精度で取り組んで行く。それは自分も見習っていかなければならないなと強く感じました。

 関口選手のアドバイスもあり、金曜日の最後の練習走行までにかなりタイムアップすることができました。予選シミュレーションでもかなり良いアタックになりましたがそれでもトップとの差は0.7秒程あった為、関口選手とエンジニアさんと自分で予選に向けて入念に方向性を探って行く為のミーティングを行いました。水曜日からマシンもドライバーもかなりレベルアップさせることができた為、予選に向けても自信を持って変更を行うことができました。


■Qualify

 大規模な台風が接近していた為雨が心配されましたがFIA-F4の予選はドライ路面で行われました。想定よりも路温・気温共に高く、タイヤのグリップの良いところは1周〜2周程度しかないだろうと予想していました。また今回の鈴鹿ラウンドは練習走行から赤旗が続出しており、それぞれが全力でアタックをするこの予選でも同様に赤旗が出るだろうと考えていた為、最初の周から全力でアタックをしていきました。

 計測1周目を5番手で通過。計測2周目に入ったところで想定通り赤旗、予選が中断となりました。大きなセットアップ変更をすることなく、再スタート後もう一度アタックを開始。位置取りも上手く行き、タイヤの一番美味しいところを使ったアタックで11番手。大きなミスはありませんでしたが、全体的に少しずつトップから遅れを取ってしまいました。アタック3周目にはタイヤのグリップは落ちていたものの、なんとかセカンドベストタイムを更新。2周のクーリングラップを経て最終アタックに入るもタイム更新は叶いませんでした。これ以上アタックを続けてもタイヤを消耗してしまうためチェッカーを受ける前にピットに帰りました。

 赤旗を予想はしていたものの、今回のように1周しかタイヤが持たないような予選の場合はもう少しピットで待機し路面の状況が良くなるのを待つという戦略も良かったかなと思いました。第11戦の予選でポールポジションを獲得した選手も第12戦では中盤に沈んでいました。タイヤのグリップが高いところを正しい位置で使い切ったからこそのポールポジション獲得だと思います。自分も最終戦茂木ではより良いアタックができるよう、今までの予選アタックをもう一度振り返り、ベストな環境でアタックができるよう準備していきたいと思います。

第11戦:10位 (+0.756)
第12戦:13位 (+0.724)


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■Round11&12 Final

 第11戦はドライ、第12戦はウェットでのレースとなりました。
前戦からスタート時の操作を少し変えたことで蹴り出しが良くなり、今回は2コーナーまでに1台をパス、そこからは前のドライバーにプレッシャーをかけていくも抜くまでには至らず。ただしっかり3位からの集団に食らいついていきました。3位を死守していたドライバーのペースが極端に良くなかったため、その後ろが詰まる形で過去に無い程大混戦となっていました。ぶつかる勢いで抜きにかかってくるドライバーもいれば、ブレーキング時に何度も進路変更をするドライバーも。非常に危険なバトルとなっていましたが、順当に順位を上げていき一時6位を走行。ここから表彰台目指して追い上げていこうとしていた最後の3周で燃料系のトラブルが発生。思うように加速させることができなくなってしまい、必死に抵抗したのですが最終的に10位でした。

 第12戦のウェットレース。難しいコンディションでのレースは元々得意としていたため、今回も自信を持って戦うことができました。FIA-F4のウェットタイヤは温まりにくいため、ウォームアップが上手い現在全日本F3選手権に参戦中のヤン・マーデンボロ選手に教えて頂いた方法で温めました。それが非常に上手くいき、いつも以上に内圧を上げることができました。ただ今回はそれが裏目に出てしまいました。グリッドに着いた時点での内圧が想定より高すぎたため少し低めに調整、結果的な内圧が低くなってしまったため思うようなグリップを得ることができず上位に食い込んでいくことができませんでした。ただ必死に熱を入れようと周りよりもブレーキングもコーナリングも攻めたレースをしていたことで後ろから攻め立てられることはほとんどなかったので良かったと思います。マシンのセットアップ自体のバランスも良かっただけに、内圧設定のミスがとても痛かったです。

 第11戦も第12戦も、あともう一息のところで上位に食い込めない非常に悔しいレースになってしまいました。次戦はいよいよ最終戦。セットアップに関しても、ドライビングに関しても週末を通してどんどん改善していけるよう意識して取り組んでいきたいと思います。

 茂木は昨年も表彰台に上がっている縁起の良いサーキット。これまでに培ってきたものを全て出し切り、3連勝できるよう頑張っていきます。

 今回も根本悠生を応援して下さった皆様、ありがとうございました。最終戦も何卒よろしくお願い致します。

根本悠生

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REPORT PDF
http://www.yukinemoto.com/report/pdf/2016_fiaf4_rd11-12_suzuka.pdf