AUTOBACS SUPER GT Rd8 Motegi

Yuki Nemoto
AUTOBACS SUPER GT
Rd8 Motegi Race Report

■Introduction

 11/4(土)〜11/5(日)に根本が今年スポット参戦するオートバックス・スーパーGT 2023の最終戦となる第8戦が、栃木県に位置するモビリティリゾートもてぎにて開催された。

 本来根本は第3(C)ドライバー登録のため本レースへは参加の予定が無かったが、金曽監督からの要請を受け、Bドライバーとして本レースへ参戦することとなり、今シーズン2度目の表彰台獲得に向け注力することとなった。

■Qualify:Q1-4th Q2-6th

 現地時間4日14時20分、決勝のスターティンググリッドを決する公式予選が行われた。スーパーGTでは参戦台数が多いことからグループA・グループBに分けられた上で予選1回目、Q1を実施。それぞれのグループの各上位8台が、決勝のスターティンググリッドを決めるQ2へ進出しポールポジションを争うレギュレーションとなっている。

 根本は2020年のスーパー耐久シリーズでGTカーでの茂木の走行経験はあるが、スーパーGT車両での走行は今大会が初めてとなる。練習走行では特に大きなトラブルもなく順調に周回をこなすことができたため、十分な練習量を確保した上で予選に挑むことができた。

 Q1は根本が担当。実は練習走行から、今回持ち込んでいたタイヤとセットアップとのマッチングに若干苦戦していた31号車。この予選でも若干その傾向が見られた。Q1では根本が安定したパフォーマンスを見せ、1分46秒823を記録し4番手となると、Q2を担当した小高選手は1分46秒098で6番手を獲得。これまで予選ではフロントローやセカンドローをコンスタントに獲得してきていただけに、悔しい内容となったが、しっかりと上位フィニッシュが可能なスターティンググリッドを獲得してみせた。

 またこの予選での両者のフィードバックをもとに、決勝日朝に行われたウォームアップ走行で更なるセットアップ変更を実施。前戦オートポリスではこのウォームアップ走行でのセットアップ変更によりクルマのバランスを崩してしまったこともあり、今回はそのバックデータも活用しながら、無理のない範囲でドライバビリティを向上させる変更を施した。

■Race:4th

 現地時間13時00分、春から約半年間に8戦を戦ってきたスーパーGTシリーズの最終戦となるもてぎ300kmレースがスタートした。今大会ではスタートドライバーを根本とし、後半スティントを小高選手が担当するという戦略を採択。通常根本が今シーズン参戦してきた450kmレースとは異なり、300kmレースではピットインを1度のみ行うレギュレーションとなっている。セーフティーカーやフルコースイエローの影響を最小限に抑えつつ、エースドライバーの小高選手にロングスティントを託すことで上位フィニッシュを目指すこととなった。

 自身初のスタートスティントを任されることとなった根本だが、通常参戦しているGTワールドチャレンジとのレギュレーションの違い(スーパーGTではグリーンライト点灯後、スタートラインまで追い越し禁止)を踏まえつつ、スムーズなスタートをみせる。ウォームアップが上手くいったのか、前を行く18号車 UPGARAGE NSX GT3へプレッシャーをかけ続けるもオーバーテイクには至らず。膠着状態が続く中、チャンピオンをかけて戦う52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GTと順位を入れ替え、2台で協力しつつ前を追う展開とした。しかし52号車も順位を上げるには至らず。実はこの時、31号車と52号車は同じくタイヤ無交換戦略を採択していたため、無理にタイヤを使ってしまうのではなく、なるべくトップグループから離れることなく、タイヤをセカンドスティントまでもたせるよう注力し周回を重ねた。

 予定通り21周目にピットインを敢行し、小高選手へと交代。序盤の数周こそタイヤのピックアップや一時的なグリップ定価に悩まされた小高選手だったが、交代後6周目を過ぎた頃にはペースを取り戻し、1分51秒台での周回を重ねていく。ピットウィンドウにて多少の順位の前後はあったものの、順調な走りを見せていった。

 44周目、1コーナーで64号車 Modulo NSX-GTと360号車 RUNUP RIVAUX GT-Rが接触したことによるフルコースイエローが導入される。RUNUPは再スタートを切ることができたが、64号車はここでレースを終えることとなった。またこの再開後に勢いを増してきた6号車 DOBOT Audi R8 LMSに先行を許し、順位を7番手へドロップしてしまう。

 レース残り8周、サーキットを走るレーシングカーのワイパーが動き始める。シリーズ争いを混沌とさせる雨がサーキットに降り注いできたのだ。前方を行くライバルがペースを落とす中、ロングホイールベースの安定感を武器にペースを維持する小高選手はここから猛追を開始。GT500との駆け引きや56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rのアグレッシブな防御に苦戦しつつも、53周目にはオーバーテイクに成功。また今大会で同じブリヂストンタイヤを使いつつもハード側のタイヤを選択した2号車は、雨により低下した路面温度に苦戦。チャンピオン獲得へ最後の希望を託しウェットタイヤへと交換するためピットインしたが、そのまま雨量が増えることはなく、表彰台から脱落。結果、31号車 apr LC500h GTは表彰台には0.4秒届かなかったものの、4位を獲得しシーズンを終えた。

■根本コメント:

「まずは本来第3ドライバーの必要がない300kmレースにも関わらず、自分を招集してくださったチームに感謝致します。前大会オートポリスでの表彰台獲得への貢献を踏まえ、シーズンを締めくくる最終戦でも自分を信頼して乗せて頂けることをとても嬉しく思います」

「オートポリス戦も含め、今シーズンは練習走行で常に何らかの影響で走行時間が限られてしまうことが多かったため、今大会ではスムーズな走り出し、セットアップ変更、またスーパーGT車両での走行は初となる自分の走行マイレージ稼ぎを主なメニューとしてプランを立てていました。走行序盤は順調にプログラムを遂行できていたものの、途中でフロントまわりの変更を施した際に少し時間がかかってしまったことから20分程走行時間を失うこととなってしまいました。とはいえ予選に向けてはFCYテストやウォームアップ走行もあったことで、必要最低限戦えるペースまでは持っていくことができました」

「予選や決勝に関しては、ひとまず必要最低限の仕事はできたかなと思います。自分的にはドライバーもクルマもまだまだ良くなるという感覚もありますし、何より今シーズン乗せて頂く中で表彰台の中央に立てなかったことを悔しく思います。今大会は僕にとって6戦目となりましたが、乗るたびに新しい発見ばかりで、特に決勝後の振り返りでABSの活用方法について小高選手やチームからのアドバイスを受け、自分にとってまた新しい発見となりました。予選や決勝前に見つけられていればという思いももちろんありますが、そこは次回参戦のチャンスがあれば是非活かしていきたいと思います」

「来年以降どうなるかはまだ未知数ですが、ひとまず一年間aprの一員として、スーパーGTの世界で戦えたことを嬉しく思います。このチャンスを掴めたのは、日頃より献身的なサポートをくださっているスポンサー様、個人スポンサーTeamNEMOTOの皆さま、そしてファンの皆さまのご支援があったからこそだと実感しております。次のチャンスを頂けたときには、更に速く強いドライバーとして迎えて頂けるよう、オフシーズンも精力的に活動してまいりたいと思います。今後とも引き続き根本悠生の応援をどうぞよろしくお願いいたします」

▼来場者数公式発表(決勝日16:10時点)
11月4日(土)15,600人(曇)
11月5日(日)30,000人(曇/雨)
大会総入場者数 35,600人

◆REPORT PDF
Borderless:準備中
SuperGT:https://supergt.net/news/single/23087

◆Photo Gallery
https://www.yukinemoto.com/gallery/2023-sgt-rd8/
All shots by @Kakophotography

本件に関するお問い合わせはinfo@borderless-motorsports.comまで

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